椎茸(シイタケ)
(ヒラタケ科) |
β-グルカンの他に、血圧やコレステロール値を下げる成分も含む。紫外線にあたるとビタミンDに変わるエルゴステロールも多く含む。生シイタケより干しシイタケのほうが薬効が優れている。 |
松茸(マツタケ)
(キシメジ科) |
人工栽培が不可能なので研究が遅れているが、食用キノコの中で、ガンの阻止率が高いと言われている。香りは揮発性の物質なので、土瓶蒸しのように熱を加えると香りが引き立つ。糖質を多く含む。 |
エノキタケ
(キシメジ科) |
キノコの中でビタミンB1を一番多く含む。ナイアシンも含み、ビタミンB1に有効作用して、糖質や脂質の代謝を高めるのでダイエット効果に期待大。不溶性の食物繊維を含んでいるので、便秘解消に役立つ。フラムトキシン(タンパク質の一種)には強心作用があるので、心臓病治療に役立っている。 |
舞茸(マイタケ)
(サルノコシカケ科) |
サルノコシカケ科では数少ない食用キノコ。マイタケから抽出したβ-グルカンの免疫活性は、エイズ治療にも利用された。塩分を排出するカリウムやビタミンB1、B2は、キノコの中で多く含み、食物繊維も豊富。 |
ナメコタケ
(モエギタケ科) |
ナメコのぬめり成分「ペクチン」は、腸内でコレステロールや発ガン性物質を吸収し、体外に排出する。動脈硬化やガンの予防に効果あり。ナメコから抽出したβ-グルカンは、マツタケに次いでガンの阻止率が高いとも言われている。 |
シロタモギタケ
(ヒラタケ科) |
店頭で「本しめじ」として売られているのが、シロモギタケ。うまみ成分であるグルタミン酸やアスパラギン酸が豊富。必須アミノ酸を多く含み、コレステロールを抑制したり、肝機能を高める働きがある。食物繊維やビタミンB2も富んでいる。 |
木耳(キクラゲ)
(キクラゲ科) |
食物繊維の含有量が74%以上で、大腸ガン予防に効果がある。コレステロールを抑制し、動脈硬化の予防・改善に効果がある。体内でビタミンDに変わるエルゴステロールを多く含むので、カルシウムの吸収を助ける。白キクラゲは、希少価値が高く、漢方として珍重されている。 |
ヒラタケ
(ヒラタケ科) |
市場で「しめじ」として流通している。タンパク質、ビタミンB1、B2をバランス良く含んでいる。17種類のアミノ酸を含んでおり、アミノ酸不足を補う。β-グルカンも含み、抗ガン作用も期待できる。 |
コウタケ
(イボタケ科) |
強い香気が特徴で、キノコ茶やキノコ酒に使われたり、昔から精進料理の珍菜とされてきた。痔に効くので、民間薬として利用される場合もある。 |
コフキサルノコシカケ
(サルノコシカケ科) |
あまり知られていないキノコ。落葉広葉樹林の広葉樹の切り株に発生する多年生のキノコ。笠の形は半円形。直径30〜60cm、肉の厚さ10〜20cmと大きなキノコ。肉はチョコレート色で堅い。煎じて摂取する。止血、健胃、抗ガン、心臓病、腎臓病に効果がある。 |