そばは穀物として分類されているが、他の穀物と違いイネ科ではなく、タデ科。原産地はアジアで、約4000年前には栽培されていた。日本でも弥生時代の遺跡から出土しており、古くから栽培され、江戸時代の頃よりそば切り(麺状のそば)が浸透していった。最大の主産国は、ロシアとポーランド。各国で、スープやマフィンの材料としても使われている。 春に種をまいて夏に収穫するそばを「夏そば」といい、主な品種は北海道産の「牡丹そば」、長野県産の「しなそば」がある。夏に種をまいて秋に収穫するそばを「秋そば」といい、大部分はこの秋そば。東北「階上早生(はしがみわせ)」、長野「信濃1号」などがある。
−ルチンを活かそう!− ★野菜をとろう! ルチンの働きを活かすには、ビタミンCとの組み合わせがよい。 ★「そば湯」を飲もう! ルチンは水溶性なので、そばをゆでると流れ出てしまう。そば湯を飲むと、溶け出したルチンを摂取できる。冷たいそばを食べ終えた後に、残ったおつゆにこのそば湯を足して飲む。 ただし、ゆでて売っている麺や乾麺のゆで汁には、そば湯の効果はありません。 ★そば粉の割合の多いものを選ぼう! 一番よいのは十割そばで、そば粉100%のものがよいのだが、そばは、小麦粉と違いつながりにくく、小麦粉ややまいも、卵などでつなぎを加えることが多い。そば粉80%を含んだものを「二八そば」といい、この割合までが、ルチンの効果を期待できる。 ★茹でずに食べよう! そば粉を熱湯で練ったソバガキは、ゆでずに食べるので、そのままルチンを摂取できる。 同様に、マフィンやクレープなどの時もそのまま摂取できる。