* * * 第三十三弾 * * 「蓬(よもぎ)」 * * * |
草餅、草だんごに使われる身近な食材。お灸とも密接に関係してるんですよ。 |
日本各地の山野や道端に自生する大変強い野草。春に根茎から芽を出し葉を伸ばす。葉は、キクの葉の形に似ていて、裏面に灰白色の綿毛が密生している。食用とするのは、春先の若い芽や、やわらかい葉などで、独特の香りがあり、その香りは、昔から草餅や草だんごの原料としても用いられており、別名を「モチグサ」とも呼ばれている。 中国では毒気、邪気を払う力があり、ヨモギを食べると、寿命が延びるといわれていた。秋に枝先に黄褐色の小さな花が多数咲く。 −キク科− |
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ヨモギの葉の裏に、灰白色の綿毛が密生して、この綿毛を乾燥させて、モグサとしてお灸に利用されている。日本にも邪気、毒気を払う考えは受け継がれており、3月3日の桃の節句の菱餅に草餅が利用され、5月5日の端午の節句には、菖蒲と一緒に、ヨモギを軒下につるす風習がのこっている地方もある。 古くから薬草、漢方としても利用され、草餅、草だんごは店頭でもよくみかけ、とても身近な食材ですね。 |